映画『ミリキタニの猫』
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「ジミー・ツトム・ミリキタニ」の記事における「映画『ミリキタニの猫』」の解説
映画製作者のリンダ・ハッテンドーフは、2001年に、ソーホーの韓国系スーパーマーケットの横でいつも絵を描いて売っているホームレスのジミーを自宅に連れ帰った。ハッテンドーフはこのことを「その年に起こったアメリカ同時多発テロ事件以降、何か前向きなことをしたいと思うようになったから」、とインタビューで語っている。彼女はジミーの親戚である詩人や生き別れとなっていた彼の姉を見つけ出し、彼の市民権や社会保障番号を調査しアパートで自活できるようにするなどジミーの社会復帰の手助けをした。 この過程でハッテンドーフはミリキタニのドキュメンタリー映画制作を決め、彼が育った広島や収容所のあったカルフォルニアをともに訪ね、その足跡を追った。タイトルの猫は、ミリキタニが好んで描く題材である。アメリカでもあまり語られない第二次大戦を経験した日系アメリカ人の現実を通し、正義について問いかける作品として反響を呼び、多くの映画賞に輝いた。
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