明月院上杉重房像(神奈川県鎌倉市、重要文化財)
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前代までにはみられなかった武人の俗体像である。作者不詳ながら、人物の風貌を写実的に表現した木造彫刻の傑作とされる。上杉氏の祖上杉重房は鎌倉時代中期の人物で本姓は藤原氏、宗尊親王が幕府6代将軍に就任する際に近侍した。親王より丹波国上杉荘を賜ったことから上杉を称し、親王帰洛後も鎌倉幕府に仕えた。なお、武人の俗体像としてはこの像のほかに、建長寺の北条時頼像、東京国立博物館の伝源頼朝像、満昌寺の三浦義明像などがある。
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