明全とは? わかりやすく解説

みょうぜん 【明全】

鎌倉時代臨済宗黄竜派僧。道元の師。仏房。伊勢の人で、比叡山学び、のち栄西師事した一二二三貞応二)年道元廓然・亮照らと入宋したが彼の地没し道元遺骨持ち帰った。(一一八四~一二二五)→ 道元

明全

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 07:15 UTC 版)

明全(みょうぜん、元暦元年(1184年)- 嘉禄元年5月27日1225年7月4日))は、伊賀国出身の鎌倉時代前期の臨済宗。号は仏樹房。

経歴

初め延暦寺の椙井房明融に師事。その後、栄西に師事して法を継いだ。貞応2年(1223年)、道元・高照・廓然らを伴って中国の南宋に渡り、景福寺の妙雲、ついで栄西の師でもある太白山景徳寺の無際了派の下で学んだ。太白山に留まってから3年ぶりに病に倒れ、景徳寺了然寮で遷化してしまった。道元は明全との師弟関係9年の間に、天台教学・臨済宗黄龍派の禅・戒律などを学んでおり、明全の遺骨を持ち帰り「舎利相伝記」を表し、明全の戒牒に奥書を記して永平寺に納めた。

関係論文

参考文献

先代
栄西
臨済宗黄龍派
次代
道元



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