日米対抗ソフトボール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/17 04:58 UTC 版)
| 今シーズンの大会: |
|
| 競技 | ソフトボール |
|---|---|
| 大会形式 | 3試合制[注 1] |
| 開始年 | 2016年 |
| 主催 | 日本ソフトボール協会 読売新聞社 |
| 開催国 | |
| 開催期間 | 例年6-8月頃 |
| 参加チーム | |
日米対抗ソフトボール(英: Japan–USA Softball All-Star Series)は、女子ソフトボールの日本代表とアメリカ代表が日本で対戦するシリーズ戦。日本ソフトボール協会・読売新聞社が主催。
概要
2008年の北京オリンピックを最後にソフトボールがオリンピック競技から除外されていた中、東京オリンピックでの競技復帰の機運を高めるため、『世界最高峰の戦い。』と銘打って、北京オリンピックの優勝国で当時世界選手権2連覇中(2012年・2014年)の現役世界王者であった日本代表と、過去にオリンピック3連覇(1996年・2000年・2004年)、世界選手権7連覇(1986年-2010年)を果たしている最強国アメリカ代表による対抗戦「日米対抗ソフトボール2016」の開催が企画された[1]。
第1戦は2016年6月23日に東京ドームで実施された。東京ドームでソフトボールの国際試合が開催されるのは初めてのことで、世界のソフトボール史上初となる3万人(31,448人)の観客が詰めかけた[2]。本大会の成功の後押しもあり、同年8月に開催された国際オリンピック委員会(IOC)総会で、2020年[注 2]の東京オリンピックの追加種目として野球・ソフトボールの正式種目採用が承認された[3]。
翌年以降も日米対抗ソフトボールは毎年恒例のイベントとして定着している。新型コロナウイルス感染拡大の影響により2020年と2021年は開催中止となったが、2022年から再開された。
大会規定
- 例年、第1戦から第3戦まで実施
- ベンチ入り選手 - 17人
- ホームラン競争 – 毎試合前に、両チームの代表選手によるホームラン競争を実施
- 国歌斉唱 - 毎試合前に日米両国の国歌を斉唱
- 延長戦 - 7回で決着が付かない場合は、8回以降はタイブレークを実施(決着が付くまで継続)
試合結果
| 大会 | 開催日 | スコア | 責任投手 | 本塁打 | 会場 | 所在地 | 備考 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2016 | 6月23日 | ○ | 5-1 | ● | 東京ドーム | 東京都 | [4][5] | ||
| 6月24日 | ○ | 2-0 (延長8回) |
● | シェルコムせんだい | 宮城県仙台市 | ||||
| 6月25日 | ● | 1-5 | ○ | シェルコムせんだい | 宮城県仙台市 | ||||
| 2017 | 6月23日 | ○ | 3-0 | ● | シェルコムせんだい | 宮城県仙台市 | [6][7] | ||
| 6月24日 | ● | 4-5 | ○ | シェルコムせんだい | 宮城県仙台市 | ||||
| 6月25日 | ○ | 5-3 | ● | 横浜スタジアム | 神奈川県横浜市 | ||||
| 2018 | 6月20日 | ○ | 4-0 | ● | 東京ドーム | 東京都 | [8][9] | ||
| 6月21日 | ○ | 6-3 | ● | シェルコムせんだい | 宮城県仙台市 | ||||
| 6月23日 | ○ | 2-0 | ● | 福島県営あづま球場 | 福島県福島市 | ||||
| 2019 | 6月22日 | ○ | 6-4 | ● | シェルコムせんだい | 宮城県仙台市 | [10][11] | ||
| 6月23日 | ● | 2-7 | ○ | シェルコムせんだい | 宮城県仙台市 | ||||
| 6月25日 | ○ | 1-0 (延長8回) |
● | 東京ドーム | 東京都 | ||||
| 2020 | 新型コロナウイルス感染拡大により開催中止 | ||||||||
| 2021 | |||||||||
| 2022 | 8月6日 | ○ | 2-1 | ● | 福島県営あづま球場 | 福島県福島市 | [12][13] | ||
| 8月7日 | ● | 2-3 | ○ | 福島県営あづま球場 | 福島県福島市 | ||||
| 8月8日 | ○ | 1-0 | ● | 横浜スタジアム | 神奈川県横浜市 | ||||
| 2023 | 8月4日 | ● | 11-12 (延長8回) |
○ | 絆スタジアム | 山口県岩国市 | [14][15] | ||
| 8月6日 | ○ | 6-1 | ● | 福島県営あづま球場 | 福島県福島市 | ||||
| 8月7日 | ○ | 1-0 | ● | 横浜スタジアム | 神奈川県横浜市 | ||||
| 2024 | 7月4日 | ○ | 1-0 | ● | バンテリンドーム ナゴヤ | 愛知県名古屋市 | [16][17] | ||
| 7月6日 | ○ | 9-5 | ● | 富士山スタジアム | 静岡県富士宮市 | ||||
| 7月8日 | ○ | 8-1 (6回コールド) |
● | 横浜スタジアム | 神奈川県横浜市 | ||||
日米インターナショナルマッチ
日米対抗ソフトボールに類似の大会として、2005年に「日米インターナショナルマッチ in 仙台」(毎日新聞社後援)が開催された実績がある。
2005年のジャパンカップ(7月29日-31日、神奈川県横浜市)の開催後、日本代表とアメリカ代表の2チームは場所を宮城県仙台市に移して、8月3日・4日の2日間にわたりシェルコムせんだいにて3連戦を実施した。結果はアメリカ代表の2勝1敗であった[18]。
脚注
注釈
- ^ 一方のチームが2戦先勝した場合も第3戦は実施される。
- ^ 新型コロナウイルス感染拡大の影響で実際に開催されたのは2021年。
出典
- ^ “「日米対抗ソフトボール2016(仮称)」開催決定!!”. 日本ソフトボール協会 (2016年2月26日). 2024年7月14日閲覧。
- ^ 日米対抗ソフトボール2017 日本ソフトボール協会
- ^ “野球・ソフトボールが東京2020オリンピックの追加種目に決定”. SAMURAI JAPAN (2016年8月4日). 2024年7月14日閲覧。
- ^ 日米対抗ソフトボール2016 大会特設サイト 日本ソフトボール協会
- ^ 日米対抗ソフトボール2016 試合結果 日本ソフトボール協会
- ^ 日米対抗ソフトボール2017 大会特設サイト 日本ソフトボール協会
- ^ 日米対抗ソフトボール2017 試合結果 日本ソフトボール協会
- ^ 日米対抗ソフトボール2018 大会特設サイト 日本ソフトボール協会
- ^ 日米対抗ソフトボール2018 試合結果 日本ソフトボール協会
- ^ 日米対抗ソフトボール2019 大会特設サイト 日本ソフトボール協会
- ^ 日米対抗ソフトボール2019 試合結果 日本ソフトボール協会
- ^ 日米対抗ソフトボール2022 大会特設サイト 日本ソフトボール協会
- ^ 日米対抗ソフトボール2022 試合結果 日本ソフトボール協会
- ^ 日米対抗ソフトボール2023 大会特設サイト 日本ソフトボール協会
- ^ 日米対抗ソフトボール2023 試合結果 日本ソフトボール協会
- ^ 日米対抗ソフトボール2024 大会特設サイト 日本ソフトボール協会
- ^ 日米対抗ソフトボール2024 試合結果 日本ソフトボール協会
- ^ 2005 日米インターナショナルマッチin仙台 leadoffman.info
関連項目
外部リンク
- 日本ソフトボール協会
- 日米対抗 - leadoffman.info
- 日米対抗ソフトボールのページへのリンク