日本統治下における身分解放
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 07:52 UTC 版)
1909年に日本政府によって韓国統監府が設置されると、戸籍制度を導入することで、人間とは見なされていなかった姓を持たない白丁を始めとする賤民とされていた階層にも姓を許可し、身分差別を撤廃したとされる。また、身分解放された白丁も学校に通うことが許可された。これに対し両班はこの施策を認めず抵抗活動を繰り広げたが、日本政府はこれを断固として鎮圧した。通名も参照のこと。 1926年の朝鮮総督府の統計調査によると、当時の朝鮮半島でかつて「白丁」とされていた階層は8211世帯、3万6809人にのぼる。職業の内訳で最も多いのは獣肉販売業で27.8パーセント。これに屠畜、製革、製靴など牛に関係する一連の職業をあわせると48.8パーセント。農業が25.2パーセント。柳器製造が10.6パーセント。飲食店や低級旅館の経営が5.8パーセントであった。
※この「日本統治下における身分解放」の解説は、「白丁」の解説の一部です。
「日本統治下における身分解放」を含む「白丁」の記事については、「白丁」の概要を参照ください。
- 日本統治下における身分解放のページへのリンク