日本海軍 (軍歌)とは? わかりやすく解説

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日本海軍 (軍歌)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/30 23:48 UTC 版)

日本海軍(にほんかいぐん)とは、日本の軍歌大和田建樹作詞・小山作之助作曲で1904年(明治37年)に発表された。歌詞は全部で20番まで存在している。なお、歌詞内には1904年頃まで軍籍にあった艦名を織り込んでいるため、多少違和感のある長い歌となっている。そのためか、全部歌っている音源はなく、20番のうち10番までが通常は歌われていると思われる。

歌詞

※歌詞の「」は艦名である。

  1. 四面海もて かこまれし
    我が「 敷島 しきしま」の「 秋津洲 あきつしま
    ほかなる敵を防ぐには
    陸に 砲臺 ほうだい海に ふね
  2. かばね なみに沈めても
    引かぬ忠義の 丈夫 ますらお
    守る心の「 甲鐵艦 こうてつかん
    いかでたやすく破られん
  3. 名は様々に分かれても
    建つる いさおは「 富士 ふじ」の
    雪に輝く「 朝日 あさひ」かげ
    扶桑 ふさう」の空を照らすなり
  4. 君の 御稜威 みいつの「 厳島 いつくしま
    高千穂 たかちほ」「 高雄 たかを」「 高砂 たかさご」と
    仰ぐ心に比べては
    新高 にいたか」山もなお低し
  5. 大和 やまと だましい一筋に
    國に心を「 筑波 つくば」山
    千歳 ちとせ」に残す 芳名 ほうめい
    吉野 よしの」の花もよそならず
  6. 千代田 ちよだ」の城の千代かけて
    色も「 常磐 ときは」の「 松島 まつしま」は
    雪にも枯れぬ「 橋立 はしだて」の
    諸共 もろともに頼もしや
  7. 海國男兒 かいこくだんじが「 海門 かいもん」を
    守る心の「 赤城 あかぎ」山
    天城 あまぎ」「 葛城 かつらぎ」「 摩耶 まや」「 笠置 かさぎ
    浮かべて安し我が國は
  8. 浪速 なにわ」の梅の かぐわしく
    龍田 たつた」の 紅葉 もみぢ美しく
    なおも「 和泉 いづみ」の潔き
    ほまれは「 八島 やしま」の外までも
  9. おぼろ」月夜は「 春日 かすが」なる
    三笠 みかさ」の山にさし出でて
    あけぼの」降りし「 春雨 はるさめ」の
    るる嬉しき 朝心地 あさごこち
  10. 朝霧 あさぎり」晴れて「 朝潮 あさしほ」の
    満ちくる「 音羽 おとは」「 須磨 すま」「 明石 あかし
    忘るなかかる 風景 ふうけい
    よそに優れし我が國を
  11. 事ある時は 武士 もののふ
    身も「 不知火 しらぬひ」の「 筑紫 つくし がた
    盡せや共に「 千早 ちはや」ぶる
    神の守りの我が國に
  12. 吾妻 あづま」に廣き「武藏」野も
    宮古」となりて榮えゆく
    我が「日進」の君が代は
    白雲」蹴立つる「天竜」か
  13. 大空高く舞ひ かけ
    」「小鷹」「 速鳥 はやとり」の
    はや 羽風 はかぜ はらはれて
    散る「薄雲」は跡もなし
  14. 鳴る「 いかづち」も「 いなづま」も
    ひと「村雨」の間にて
    東雲 しののめ るる「 叢雲 むらくも」に
    交じる「淺間」の朝煙
  15. 今も「 かすみ」の「八雲」たつ
    出雲」「八重山」「比叡」「愛宕
    磐手 いわて」「 磐城 いわき」「鳥海」山
    それより堅き我が海軍
  16. 對馬」「金剛」「宇治」「初瀬
    みなわが歴史のあるところ
    豊橋」かけて「大島」に
    渡る利器こそこの船よ
  17. 敵艦近く現はれば
    陽炎 かげろふ」よりも すみやかに
    水雷艇を突き入れて
    ただ「夕霧」と碎くべし
  18. 」寒き 山颪 やまおろし
    さざなみ」たてて「福竜」の
    むらがる敵をしりぞけん
    勲はすべて我にあり
  19. 護れや日本帝國を
    萬萬歳の後までも
    鎭遠 ちんえん」「 濟遠 さいえん」「 平遠 へいえん」艦
    鎭東 ちんとう」「 鎭西 ちんせい」「 鎭南 ちんなん」艦
  20. 輝く國旗さしたてて
    海外萬里の外までも
    進めや「 鎭北 ちんぼく」「 鎭中 ちんちゅう」艦
    進めや「 鎮辺 ちんべい」「 操江 そうこう」艦

関連項目

外部リンク


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