日本撰択の主な経典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 08:56 UTC 版)
聖無動尊大威怒王秘密陀羅尼経 大日如来の大法会で普賢菩薩が文殊菩薩と衆生に向かって自らの感得した不動明王について教えを説き、大日如来がお墨付きを与えるという筋書き。 仏説聖不動経 前述の経典の教えのエッセンスを短くまとめたもので、日本で成立したもの。不動明王自身が教えを説くという形式を採る。衆生の心の有り方は一様でない(悟りに到る道も個々によって異なる)ので心の中に住み(修行者自身が不動明王である)、各々に合わせて姿を変え願いを叶えるという内容が説かれている。 稽首聖無動尊祕密陀羅尼経 印を結ぶ動作が加わるなど、密教色の極めて強いものとなっている。 以下四つは他の尊格や日本の神々をも代表する存在であるとした讃嘆経に類するもの。 不動尊劔の文 不動尊祈り経 不動明王利益和讃 五體加持 その他、関連するものとして 五大力 南無三十六童子 南無八大童子 があるが、いずれも典拠は明らかではない。
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