新生児マススクリーニング
(新生児マススクリーニング検査 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/30 01:10 UTC 版)
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新生児マススクリーニングは1977年から日本国内でも実施され、2011年まで6疾患を対象に検査されてきた。その後、タンデム型質量分析計を使った新しい検査、タンデムマス・スクリーニング法が取り入れられ、それにより対象疾患が19種類にまで増やされた[1]。
対象疾患
2011年までに対象とされていた6疾患。
- ガラクトース血症
- フェニルケトン尿症
- メープルシロップ尿症(楓糖尿症)
- ホモシスチン尿症
- 先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)
- 先天性副腎皮質過形成
2011年より対象とされる19疾患。
- アミノ酸代謝異常
- フェニルケトン尿症
- ホモシスチン尿症
- メープルシロップ尿症(楓糖尿症)
- シトルリン血症I型
- アルギニノコハク酸尿症
- ミシシッピ性赤尿症
- 有機酸代謝異常症
- 脂肪酸代謝異常症
- 中鎖アシルCoA脱水素酵素欠損症(MCAD欠損症)
- 極長鎖アシルCoA脱水素酵素欠損症(VLCAD欠損症)
- 三頭酵素/長鎖3-ヒドロキシアシルCoA脱水素酵素欠損症(TFP/LCHAD欠損症)
- カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ-1欠損症(CPT-1欠損症)
- 内分泌疾患
- 先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)
- 先天性副腎皮質過形成
- 糖質代謝異常症
上記の内、先天性甲状腺機能低下症、先天性副腎過形成症、ガラクトース血症は従来通りの検査法である。
他、タンデムマス法により検出可能ではあるが、見逃しや有効な治療効果が無いなどの理由により対象疾患から外れているものには、シトリン欠損症、高チロシン血症1型、高アルギニン血症、βケトチオラーゼ欠損症、CPT-2欠損症、CACT欠損症、全身性カルニチン欠乏症、グルタル酸血症2型、SCHAD欠損症がある。
脚注
関連項目
外部リンク
- 日本マススクリーニング学会
- 新生児スクリーニングについて - 北海道立衛生研究所
- TMS - NPO法人タンデムマス・スクリーニング普及協会HP
新生児マススクリーニング検査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 15:40 UTC 版)
「KMバイオロジクス」の記事における「新生児マススクリーニング検査」の解説
新生児スクリーニングセンターでは、化血研時代の1977(昭和52)年から実施主体である各自治体から新生児マススクリーニングを受託し、39年間で300万人を超える新生児の検査を行ってきた。現在は熊本県、熊本市、福岡県、福岡市、北九州市、佐賀県の6自治体より、合わせて年間約7万人の検査を委託されている。
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