新アッシリアの都市シカン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/02/07 17:17 UTC 版)
「テル・エル・ファハリヤ」の記事における「新アッシリアの都市シカン」の解説
新アッシリア王国の記録にある都市シカン(Sikan、シカニ Sikani)は、現在のシリア・トルコの国境都市ラース・アル・アイン付近にある遺丘の南端にある。その丘の位置は、ラース・アル・アイン市街地の南にあるテル・エル・ファハリヤの丘のすぐ近くであり、ミタンニの首都のフルリ語名ワシュカンニがアッシリア語化された地名だという説がある。 テル・エル・ファハリヤからは新アッシリア期のグザナおよびシカンの王アダド=イティ(Adad-it'i、ハッド=イティ Hadd-yith'i)の有名な像が1970年代に発見されており、像にはアッカド語のアッシリア方言とアラム語の2カ国語で碑文があり、最初期のアラム語碑文となっている。またこの像にはハダド神に奉納されたものと書かれており、王の名もハダド神にちなんだものである。
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