新しい臨床研修制度
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新しい臨床研修制度(スーパーローテート)は2004年4月1日にスタートした。プライマリ・ケアを中心とした幅広い診療能力の習得を目的として、2年間の臨床研修を義務化するとともに、適正な給与の支給と研修中のアルバイトの禁止などが定められた。2004年度の研修医の平均給与(年収)は365万円となり2003年度の265万円から約100万の増加を見せ、なかでも大学附属病院で204万円から318万円へと114万円の大幅増となった(臨床研修病院では424万円から422万円へと約2万円の減)。マッチング制度が導入されており、自身で研修先を選択する。例外として、卒業生と行政の間に特別な関係性のある防衛医科大学校と自治医科大学では、マッチングには参加しないこととなっている。防衛医科大学校では全員が防衛医科大学校と自衛隊中央病院で臨床研修を受ける。自治医科大学では各都道府県の指定する病院にて研修を受ける。 歯科医師の場合は、2006年4月より、1年以上の臨床研修が義務化されることになっているが、多くの歯学部では既に2年間を中心とした臨床研修制度を行っている。 「新たな医師臨床研修制度」のホームページ(厚生労働省)
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