断髪不改装会の設立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/28 01:27 UTC 版)
1911年(明治44年)に、纏足追放を唱える天然足会を結成していた黄玉階が中心となって「断髪不改装会」を結成した。「断髪不改装」とは「(内地人が和服を着るように)従来の民族服を変える必要はないが、辮髪は止めよう」という意味である。辮髪は時宜にあわず、不衛生かつ不便であり、辮髪を切るのが「文明」で「流行」であると宣伝したのである。これをきっかけに辮髪を止める者が続出した。1911年の辛亥革命の成功後、中国大陸でも辮髪を切る風潮が起こり、これが台湾にも影響を与えた。 大正に入ると、台湾総督府も積極的に辮髪追放に乗り出し、保甲の規約にも辮髪禁止を明記するに至り、辮髪の風習は廃絶するに至った。
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