文化財損傷問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 10:56 UTC 版)
2009年(平成21年)4月に、小中学校の新校舎建築工事に絡んで実施された、隣接する中学校舎の解体工事で、同寺の宝物館内に保管されている空也像が振動で揺れるなどの苦情が、同寺から京都市教育委員会に寄せられた。同市教委は、振動防止用の台を設けるなどして工事を継続し解体を完了したが、その後も、異なる方角に位置する旧小学校舎の解体も予定されており、同寺は、同市教委に対し、整備計画の変更などを求めている。また、空也像の唇部分に塗られた漆の一部が剥がれており、工事による損傷の可能性もあるとして、学校の建設地を変更するよう求めている。これに対して像を確認した文化庁は「損傷と考えていない」との見解を示している。
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