文化財、自然保護の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 01:55 UTC 版)
「フリークライミング」の記事における「文化財、自然保護の問題」の解説
また、フリークライミングの名所と知られる場所は地質学上貴重な天然記念物となっていることがある。たとえば、西日本有数のスポットである備中エリアの一角にあるデッケンというポイントは大賀の押被(大賀デッケン)という国指定の天然記念物であり、クライマーたちの登攀によって貴重な逆転地層の摩滅、破損、剥落のおそれがあるために、今日では入山禁止となっている。 また、全国有数のスポットとして知られる鳳来寺山、乳岩峡一帯も国の天然記念物や国定公園の指定地となっており、この他にも自然公園法、文化財保護法などによって保護されているポイントが多い。クライマーは自然保護という点において、特に十分な配慮が必要である(ただし、大賀のようなケースは特殊で、各種法律は活動そのものを制限するものではない。自然を破壊してはならない、自然を汚してはならないのは全ての利用者に言えることである)。
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