支出面から見たGDP
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:39 UTC 版)
「三面等価の原則」の記事における「支出面から見たGDP」の解説
「支出面から見たGDP」とは、上記のように分配されつくした国内総生産がどのようにして使われるのかという観点からとらえたものである。「支出面から見たGDP」は国内総支出(GDE)とも呼ばれ、これは民間消費(C)、政府消費(G)、総固定資本形成(I)、財・サービスの輸出入(X-M)を合計したものである。総固定資本形成とは生産設備に対する粗投資のことであり、生産機械などに対する設備投資と住宅建設などの住宅投資とに分けられる。財・サービスの輸出入とは、国内で生産されたものに対する海外における需要(X)から、海外で生産されたものに対する国内における需要(M)を差し引いたものである(X-M)。このX-Mの値は経常収支と呼ばれ、これが正の値をとるときに経常収支は黒字となる。
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