擬似 A 級
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 14:29 UTC 版)
「アンプ (音響機器)」の記事における「擬似 A 級」の解説
古典的な A 級は歪は少ないが発熱が多く、パワーアンプ出力段に用いると大出力は望めなくなる。しかしこの発熱問題を解決したとする A 級アンプが 1970 年代末頃から 1980 年代にかけて流行し、大出力と低歪率をアピールした。 プッシュプルでカットオフする側の素子のバイアスを切り替えたり波形を変形させて、バイアス電流が小さくてもカットオフしないようにしたものである。バイアス電流が小さいので発熱は少なく、カットオフしないので定義により A 級となる。メーカーは新 A 級などと呼んだが、ユーザーからは疑似 A 級とか、偽 A 級と呼ばれることすらあった。 擬似 A 級の各社の呼称例 「A+ 級 (Class A+)」、「Class AA」、「MOS Class AA」、「New Class A」(テクニクス・パナソニック) 「ピュア A 級」、「ノンスイッチング A 級」、「New Super Optical Class A」(デンオン→現:デノン) 「HCA 回路」、「Dual Amp Class A」(ヤマハ) 「スーパー A」、「アドバンストスーパー A」、「デジタルピュア A」(日本ビクター) 「クォーター A」(日本マランツ) 「ノンスイッチング・サーキット」(パイオニア→現:オンキヨー&パイオニア) 他、多数。
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