撮像素子と小絞りボケ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 01:01 UTC 版)
センサーサイズやフィルム面積が小さいほど、同じプリントサイズにするには拡大率が大きくなり原版には高解像力が求められる。 一方デジタルカメラの場合、センサーサイズが小さいほど、また画素数が多いほど、一画素あたりのサイズが小さくなる。 理想的なレンズの解像力は、回折現象が問題になって、レンズのF値に制約される。(具体的にはエアリーディスク#カメラを参照。) 現実のレンズではウルトラマイクロニッコール等の一部レンズをのぞき、収差の影響でこれ以下に解像力が落ち、またフィルムカメラの時代には許容錯乱円が比較的大きかったので、小絞りボケはそれほど問題にならなかった。しかし上記のように小センサーサイズで画素数が多い場合一画素あたりのサイズが小さくなることで、回折現象が問題になるケースが多くなってきた。 レーリー限界での解像力限界(e線) F5.6:268本/mm F8.0: 188本/mm F11 : 136本/mm F16 : 94本/mm F22 : 68本/mm
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