携帯電話・PHSの移動局
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 10:06 UTC 版)
「ダイバーシティ」の記事における「携帯電話・PHSの移動局」の解説
携帯電話やPHSの移動局(端末)においては、アンテナを2系統以上有し、電波状況の優れたほうのアンテナを優先的に利用し、通話の安定性を高めるために広く採用される。 2本のアンテナが1/2波長以上離れていれば、それぞれのアンテナの受信状態の相関はないといわれている。ところで、NTTドコモの携帯電話「mova」が使っている800MHz帯の場合、1/2波長は18cm程度となり上述の条件を満たさないが、実際は地板の不完全さにより、相関は低くなることが報告されている。 携帯電話やPHSのアンテナは、端末筐体外部から見えるものは通常1本だが(ただし、全て外部から見えない内蔵アンテナを複数持つ場合も近年は多い)、本体内部に複数のサブアンテナが入っているものもある。 例えば、NTTドコモの携帯電話「mova」では本体に2系統のアンテナを有している。CDMA技術を使った携帯電話ではレイク受信により、ダイバーシティと同等の効果が得られるため、アンテナは1系統でよい。
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