振り逃げとアウトカウント・一塁走者との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 00:33 UTC 版)
「振り逃げ」の記事における「振り逃げとアウトカウント・一塁走者との関係」の解説
無死または一死で一塁に走者がいる場合、第3ストライクが宣告されれば、打者は振り逃げを試みることができず、ただちにアウトとなる。これは、一塁走者がいる状態で振り逃げを認めると、捕手がわざと第3ストライクを正規に捕球しないことで一塁走者に進塁義務を発生させ、容易に併殺を試みることができる状態になり、攻撃側が著しく不利になるからである。 二死の場合は併殺は起こりえないので、一塁に走者がいても打者は振り逃げを試みることができる。この場合、一塁走者にも進塁義務が発生し、フォースプレイの対象になる。同様に走者一・二塁の場合には二塁走者にも、満塁の場合は三塁走者にも進塁義務が発生する。従ってこのような場合は、二塁走者の三塁到達よりも先に三塁に送球したり、三塁走者の本塁到達以前にボールを拾った捕手が本塁を踏んだりなどすることで、走者をフォースアウトにしてイニングを終了することができる。
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