投票者の行動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 09:07 UTC 版)
この方式は、最終的に誰がどのように投票したかが明示されるという意味で公開投票であるが、投票順によって、他者の投票行動について得られる情報が異なる、すなわち、最初の方に投票する者には他者の投票がいかなるものとなるかが判らないが、最後の方に投票する者には、ほとんどの他者の投票行動が、あるいは、投票結果の大勢が判明しているという点に特徴がある。 アメリカ合衆国上院における投票行動についての分析によると、所属する政党の方針が、私的信条ないしは自らの選挙区の利害とが矛盾するような立場に置かれた議員は、投票の順番が早い場合には、私的信条なり選挙区の利害を優先させる傾向、すなわち、投票順番効果があるという。ただし、事前に結果が明白であるような場合には、議員たちは全員が私的信条や選挙区の利害を優先させるので、投票順番効果は生じない。
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