手毬唄
★.手毬唄の歌詞。
『悪魔の手毬唄』(横溝正史) 鬼首(おにこべ)村で昔歌われた手毬唄の歌詞は、「娘が酒を枡ではかって漏斗(じょうご)で飲む」、「娘が大判小判を秤にかけて勘定する」、「娘の錠前が狂って鍵が合わぬ」というものだった。青池リカは、村の3人の娘を次々に殺した時(*→〔子殺し〕7)、現場に「枡と漏斗」、「大判小判と秤」、「錠前と鍵」を置いた。古い手毬唄を知る郷土研究家を、犯人に仕立て上げようとしたのであった。
『草迷宮』(泉鏡花) 葉越明は、亡母から聞いた手毬唄の歌詞を知る人を捜して、諸国を旅する。明の幼なじみで今は魔界に棲む美女菖蒲が歌詞を知っているが、それを教えると明を魔界へ引きこむことになるので、できない。やがて時節が来れば、堕地獄の瀬戸際にある明を救うべく、天上の母が手毬唄を歌って聞かせるのである。
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