戦車兵の迷彩服
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 17:00 UTC 版)
「制服 (ナチス親衛隊)」の記事における「戦車兵の迷彩服」の解説
黒い軍服は戦車兵にとって誇りであったものの目立ちやすいため(特に白雪のつもった冬)、戦場では敵の砲火の標的にされやすかった。武装SSは陸軍よりも早くこの対応に乗り出した。1943年夏のツィタデレ作戦の際に正式に戦車兵用の迷彩カバーオールを採用した。「柏葉」の迷彩柄であり、これは当時SSで使用されたツェルトバーンと同じ柄である。リバーシブルの生地を使ってグリーンを基調とした夏季迷彩面と、ブラウンを基調とした秋季迷彩面があったが、ポケットは夏季面にしかついていなかったので完全なリバーシブルではなかった。ポケットは4つで両胸ポケットはドットボタン、両腿のポケットはポンチョ用のボタンで留められた。袖口と腰にはゴムが入っている。 さらに1944年1月には戦車兵に支給されていたリード・グリーンのツーピース作業着が迷彩柄に取り換えられることになった。迷彩柄はM44迷彩スーツと同じ「エンドウ豆」だった。それ以外は作業着と同じく黒い戦車兵制服と同じ裁断になっている。 迷彩作業着の武装SS戦車兵。帽子は戦車兵用の黒い略帽
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