成功するが死ぬパターン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 02:28 UTC 版)
「死神 (落語)」の記事における「成功するが死ぬパターン」の解説
上記のサゲから派生した、「成功するが結局死ぬ」パターンもある。まず、主人公が風邪を引くという伏線が張られる。その後死神が登場し「お前はその風邪が原因で死ぬ」との言葉があり、蝋燭の移し替えのくだりとなる。一旦は成功するが、喜んだところで風邪のくしゃみをしてせっかくつけた蝋燭の火を吹き消してしまい、無言のまま演者が舞台で倒れ込む(10代目柳家小三治)。 移し替えを成功させた後に安心して気が抜け、思わずついたため息で火を吹き消してしまい、それに死神が呆れ返って「てめぇで消しちまいやがった」と悪態をつく(三遊亭好楽)。 悔しがる死神を振り切るように、火を移し替えた蝋燭を持ちその明かりを頼りに洞窟の出口まで戻り、「どうしても行くのか?じゃあしょうがない」「じゃあ、死神さんもお元気で!」といったやり取りの後、死神から「もう明るい所だから消したらどうだ」と言われてうっかり自分で火を消してしまう(立川志の輔)。
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