慣習的なカット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/25 09:43 UTC 版)
非常な大作のため、上演に際してはしばしばカットがなされる。シュトラウス本人もカットを認めており、指揮者によって多少の箇所や量の違いはあるものの、近年まではカットが当然のように行なわれていた(カイルベルト、カラヤン、ベーム、ジュゼッペ・シノーポリ指揮のライブ録音で確認できる)。しかし、近年では原典尊重の風潮があり、2011年のザルツブルク音楽祭ではノーカットで全曲上演された。 なお、完全全曲録音(CD)はサヴァリッシュ&バイエルン放送交響楽団(EMI)、ショルティ&ウィーン・フィル(デッカ)の2点のみである。この作品の世界初録音であるベームの1955年盤も、ほぼノーカットである。
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