愛宕堂
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1459年(長禄3年)愛宕堂拝殿は間口3間半、奥行6間でそこに奉納されている古い額は、長さ2尺7寸で、表面に愛宕山、裏面には「長禄3己卯歳七月二十四日、願主春日左近」と記されている。愛宕堂の本尊は、延命地蔵菩薩である。大きさは5尺3寸と言われ、ほぼ等身である。この本尊は古来より秘仏とされており、誰も本尊を見たものがいない。内殿の頭上には、大きな天狗の面とカラス天狗の鳥型の面が架かっている。内殿の右側にはびんずるさんと呼ばれて親しまれた羅漢が、高台の上に鎮座していて、宝珠の玉と呼ばれる木製のおにぎり状の珠で悪いところをさすると治るご利益があると言われている。天井には天井絵が描かれ、その周囲には今となっては読み取りが不明瞭になってしまった俳額が奉納されている。また、日露戦争への出征兵士の写真が大きな額の中に納まっている。
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