愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ
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『愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ』(あいをめぐるきみょうなこくはくのためのフーガ)は、琴音による小説。第17回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞辞退作。新潮社の雑誌「小説新潮」の2005年9月号に抄録掲載。2005年12月17日、ライブドアパブリッシングにより刊行された。
概要
異例の公募文学賞辞退ということで話題となった。
献辞は、インスピレーションの源となった宝塚歌劇団・専科のトップスターである轟悠と、二度と会えない生涯の親友に捧げられている。あとがきは書籍本体にはついていないが、作者の公式ブログ「愛をめぐる奇妙な告白のためのブログ」(外部リンク参照)で読むことができる。ちなみに作者と轟悠との実際の交流は無い。
2006年3月2日、ライブドアパブリッシングの経営悪化による書店販売中止を機に版権引き上げの合意がなされ、同年4月25日に幻冬舎より新刊本として発売された。
その後、本作は重版されることも文庫化されることもなく入手困難な希少本となる。著者の琴音はXでファンに「私の入院中に版権が切れていたので、復刊ドットコムにて復刊希望の投票をお願いしたい。古書販売では印税が入らない。」と述べているが、版権が切れているのであれば商業出版に拘らず、著者の意向での自費出版や電子書籍出版が可能であるはずだが、あくまでも出版社からの企画出版に固執しているため、未だに復刊の兆しは見えてこない。[1]
脚注
- ^ “復刊ドットコム:愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ”. 復刊ドットコム. 復刊ドットコム (2025年9月20日). 2025年9月20日閲覧。
外部リンク
固有名詞の分類
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