恋をするなら
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/26 15:36 UTC 版)
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「恋をするなら」 | ||||||||||||||||
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ビートルズの楽曲 | ||||||||||||||||
収録アルバム | 『ラバー・ソウル』 | |||||||||||||||
英語名 | If I Needed Someone | |||||||||||||||
リリース | 1965年12月3日 | |||||||||||||||
録音 |
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ジャンル | ||||||||||||||||
時間 | 2分23秒 | |||||||||||||||
レーベル | パーロフォン | |||||||||||||||
作詞者 | ジョージ・ハリスン | |||||||||||||||
作曲者 | ジョージ・ハリスン | |||||||||||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | |||||||||||||||
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「恋をするなら」(こいをするなら、英語: If I Needed Someone)は、ビートルズの楽曲である。イギリスでは1965年に発売された6作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ラバー・ソウル』に収録され、アメリカでは1966年に発売されたキャピトル編集盤『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』に収録された。作詞作曲はジョージ・ハリスンで、作曲の面ではバーズの影響を受けていて、これまでにハリスンが書いた楽曲で最も優れた楽曲と評されていた。『ラバー・ソウル』と同日にホリーズによるカバー・バージョンが発売され、全英シングルチャートで最高位20位を獲得した。
解説
レコーディングは1965年10月16日にベーシック・リズム・トラックの録音、同月18日にハリスンのボーカルとジョン・レノン、ポール・マッカートニーのコーラス、リンゴ・スターのタンバリンがオーバー・ダビングされた。
ビートルズ初期におけるハリスンの代表曲のひとつで、仮定法を用いたラヴ・ソング。ハリスンが得意とするシンコペーションを用いたメロディとなっている。カポタストを使用した印象的な12弦ギターのフレーズで始まるこの曲は、バーズの楽曲「リムニーのベル」に影響を受け書かれたことをハリスン自身が認めている。また、この曲は同時期にホリーズとの競作の趣向で曲提供された(ビートルズがシングルカットを行わない代わりホリーズがシングルのみで発売した)。当時はハリスンもホリーズのヴァージョンがヒットすることを期待していたが、当時のホリーズにしてはあまり売れず(全英最高位20位)、セールス的には失敗に終わった。これに腹を立てたハリスンは「ホリーズのコーラスはインスタント・グループのように呼吸が合っていない」と酷評した。以来、ホリーズはこの曲をライヴするのをやめたという[要出典]。
この曲は1966年に日本武道館で行われた来日コンサートでも披露されているが、ビートルズのメンバーとして最後にコンサートで歌われたハリスン作の曲となった。1991年のハリスンの来日公演でも披露された。
アメリカではキャピトル・レコード編集盤『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』に収録された。
演奏
※出典[2]
- ジョージ・ハリスン - ダブルトラックのリード・ボーカル、リードギター
- ジョン・レノン - ハーモニー・ボーカル、リズムギター
- ポール・マッカートニー - ハーモニー・ボーカル、ベース
- リンゴ・スター - ドラムス、タンバリン
- ジョージ・マーティン - ハーモニウム
収録アルバム
脚注
出典
- ^ O'Grady 1983, p. 94.
- ^ MacDonald 2005, p. 168.
参考文献
- MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (2nd rev. ed.). Chicago, IL: Chicago Review Press. ISBN 978-1-55652-733-3
- O'Grady, Terence J. (1983). The Beatles: A Musical Evolution. Twayne. ISBN 978-0-8057-9453-3
外部リンク
固有名詞の分類
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