性格・気性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 04:05 UTC 版)
セントサイモンは極めて気性が悪く扱いづらい馬であった。特に何かを強制させようとするとそれが顕著に現れ極めて攻撃的になった。アスコットゴールドカップでの暴走もこれが原因とされている。厩務員であったチャールズ・フォーダムは常に攻撃され続け命の危険を感じたため、ゴドルフィンアラビアン (Godolphin Arabian) やキンチェム (Kincsem) 、曾祖父のヴォルティジュール (Voltigeur) が猫等と仲良くなることで気性が落ち着いたという話を聞きつけるや気性の改善を図る為に猫を馬房に放してみた。しかし、即座に猫は口にくわえられ叩き殺されてしまった。短気からか常に発汗していた事も知られている。他にも数々の努力が試みられたが、この気性の悪さは生涯直らなかった。なぜか蝙蝠傘だけは恐がり、そのため暴れて対処しようがなくなった時は、杖に帽子を被せて蝙蝠傘に模しセントサイモンを大人しくさせた。
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