御守殿門
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/18 02:29 UTC 版)
御守殿の門を御守殿門(ごしゅでんもん)という。門を丹塗りにしたところから、表門の黒門に対して御守殿門は俗に赤門(あかもん)と呼ばれている。赤門は焼失に際して再建を許されない慣習がある。 加賀藩前田家上屋敷の御守殿門は現存する唯一のそれであり、現在は東京大学本郷キャンパスの赤門として使用されている。なお、東京大学の赤門は2020年に両脇の番所の耐震基礎診断を行ったところ一部の耐震性能が低いことがわかり、赤門の耐震性能も低いおそれがあるため、2021年2月12日から閉鎖されており耐震診断が実施される。 旧加賀屋敷御守殿門(東京大学赤門) 1910年頃撮影 2019年撮影 なお、混乱回避のため、御守殿門ではないが「赤門」と呼ばれている例も以下に示す。 尾張徳川家 : 名古屋城三の丸の赤門(現・泰岳寺の山門) 紀州徳川家 : 和歌山城の赤門(追廻門) 信濃国飯田城桜丸御門 兵庫県立出石高等学校にある赤門 佐賀県立鹿島高等学校にある赤門
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