従犯X
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 13:49 UTC 版)
実行犯の男Xは殺人罪で2005年10月11日に宇都宮地検から宇都宮地裁に起訴され、同月21日に窃盗罪で追起訴された。その後、同年12月20日に宇都宮地裁(飯渕進裁判長)にて開かれた初公判で起訴事実を認めた。 被告人Xは2006年4月28日に宇都宮地裁(池本寿美子裁判長)で「報酬目的の殺人は強盗殺人に比肩すべき凶悪犯罪」として無期懲役を求刑されたが、同年6月15日に同地裁で懲役23年の判決を受けた。しかし検察が量刑を不服として控訴し、控訴審の公判は同年11月1日に東京高裁(中川武隆裁判長)で初公判が開かれ即日結審。同高裁は同年11月13日に「報酬目的で殺人を請け負い、逃走のために車を盗んだ一連の犯行は強盗殺人と同種の犯行で、一審判決は軽すぎた」と指摘し、第一審判決を破棄して懲役30年(有期刑としては上限)の判決を言い渡した。同判決を不服として上告したが、2007年2月13日付で最高裁第二小法廷(古田佑紀裁判長)から上告を棄却する決定を受け、懲役30年の刑が確定した。
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