【後退角】(こうたいかく)
胴体の付け根から翼端へ至るまでの上方から見た場合での後退翼の角度。
0度では直線翼となる。
後退角が浅いほど低速での安定性能は高くなるが、亜音速以上の飛行には向かず、逆に後退角が深いほど亜音速以上の飛行に向くが、低速での安定性能は大幅に低下する。
また、後退角にはロールを打ち消して水平に戻ろうとする性質がある。
一部高速の飛行機は、その性質を打ち消すために下反角を持ったものが少なからず存在し、特に軍用機に多く見られる(ハリアー、C-5など。)
後退角と同じ種類の言葉
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