延命寺_(四国中央市)とは? わかりやすく解説

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延命寺 (四国中央市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/11 13:12 UTC 版)

延命寺
境内
所在地 愛媛県四国中央市土居町土居895番地
位置 北緯33度57分23.39秒 東経133度25分13.34秒 / 北緯33.9564972度 東経133.4203722度 / 33.9564972; 133.4203722 (延命寺)座標: 北緯33度57分23.39秒 東経133度25分13.34秒 / 北緯33.9564972度 東経133.4203722度 / 33.9564972; 133.4203722 (延命寺)
山号 摩尼山
院号 玲光院
宗派 真言宗御室派
寺格 準別格本山
本尊 延命地蔵菩薩
創建年 (伝)奈良時代
開基 (伝)行基
正式名 摩尼山 玲光院 延命寺
別称 いざり松、千枚通し本坊
札所等 四国別格二十霊場12番
伊予六地蔵霊場5番
法人番号 5500005005848
延命寺
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延命寺(えんめいじ)は、愛媛県四国中央市土居町土居に所在する真言宗御室派準別格本山の寺院。摩尼山(まにざん)、玲光院(れいこういん)と号す。本尊は延命地蔵菩薩四国別格二十霊場十二番札所、伊予六地蔵霊場五番札所。通称・いざり松(誓いの松)、千枚通し本坊。

  • 本尊真言:おん かかかびさんまえい そわか
  • 御詠歌:千代かけて 誓の松の ほとりこそ なほありがたき 法の道かな

概要

奈良時代四国巡錫中の行基が開創したと伝えられる。伝承では平安時代前期、空海(弘法大師)がこの地にを植えた。その後、巡錫中に空海が植えた松の木の下で足の不自由な人を見た。空海は千枚通し霊符を創札し、霊符を一枚に浮かべて飲ませると全快した。治癒してもらったこの人物はこれに感銘し空海より得度を受けた。法忍と名乗り、この地で千枚通しの霊符を継承したという。

この護符は当寺院で授かることができる。霊符を朝夕、祈念しながら飲むと病気平癒・安産に効果があるとされる。

空海手植え伝説の松は「土居のいざり」と呼ばれ、明治時代には枝が傘状に東西30 m・南北20 mに広がっていたという。しかし、1968年昭和43年)末に枯死した。2023年現在は幹だけが横たわり往時を偲ばせている。

境内

大師堂
  • 本堂:本尊秘仏
  • 大師堂:建物の中に入り大師像を拝顔できる。納経所も中にある。大師像が祀られている真下の床下に、江戸時代に当寺を中興した明清大和尚の墓石と入定行をするための竪穴がある。
  • 鐘楼
  • いざり松跡
  • 句碑:いざり松跡に9基の句碑が立つ。
  • 庫裡
  • 駐車場:あり、無料

交通

鉄道
バス
道路

前後の札所

四国別格二十霊場
11 生木地蔵 -- (39.7 km) -- 12 延命寺 -- (29.6 km) -- 13 仙龍寺

参考文献

  • 宮崎建樹『四国遍路ひとり歩き同行二人』 解説編(第7版)、へんろみち保存協力会、2007年。 
  • 現地説明板[要文献特定詳細情報]

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