府立高等学校の設立
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「東京都立大学附属高等学校」の記事における「府立高等学校の設立」の解説
前進校の府立高等学校は、内地では最後に設立された旧制7年制高等学校であった。これは東京高等学校をはじめとして設置され(学習院に関しても、当該系統に分類されることがある。)、現在の中高一貫教育の基盤となる。東京府立第一中学校の高等科設置の動きに反発が起きたため独立して設立された。入学者は東京出身者が多かったが、現在の都立高校とは異なり全国からの受験が認められていた。また、当時の高等学校としては珍しく、身体障害者でも入学試験に合格すれば入学が可能であった。7年制高等学校は歴史家によると「先端的な教育思想の教育家や英国流のパブリックスクールに傾倒した国際派経済人」、「蛮カラに違和感を持つ上中流の保護者」などが構想を支持した。そのため川田正澂校長は英国のイートン校などをモデルに設立した。
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