広島の少女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 15:15 UTC 版)
年は小学校低学年頃の少女で、元々は広島市の市街地近くに母と住んでいた。父は軍人で早くに戦死。母も原爆によって右手を失い、半身にガラスが突き刺さったまま彼女の手を引き避難するも途中で力尽きて座ったまま事切れる。その遺体に蛆がわいて朽ちてきたため、彼女は止むを得ずその場を離れた。戦災孤児として半年ほど一人で広島市中を彷徨い、昭和21年の年明けに食べ物を探していたところ、広島駅で北條夫妻と出会う。右手を失ったすずが母の姿と重なったのか、すずに寄り添う。その姿を見て、北條夫妻は呉に彼女を連れて帰りそのまま養女として迎えた。原作では名前が明らかではないが、小説版(アニメ映画のノベライズ)では「ヨーコ」、テレビドラマ(日本テレビ)版では「千鶴」、テレビドラマ(TBS)版では「節子」という名前で登場する。
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