広い艙内
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 02:56 UTC 版)
車両デッキは一般的に2 - 5層程度設けられており、上部デッキは大型トラックやトレーラーに対応するため高さが4.2 - 4.3 m程度確保されている。下部デッキは高さを2.1 - 2.5 mほどとし、トレーラーと乗用車の混載、または乗用車専用の位置付けであることが多い。荷役は下部デッキ(2層の場合。3 - 5層船は主に上から2層目)から行い、船内ランプウェイで各デッキへ移動する方法が一般的だが、中には上部デッキ、下部デッキに1基ずつランプウェイを装備し、荷役を独立して行える(積み下ろしが同時にできる)ようにした船も存在する。デッキ内部は車輌の走行の利便性を配慮して横隔壁を極端に少なくしており、浸水時には短時間で浮力を失う危険が高い。一部のRO-RO船では二重船殻構造によって外板との間にバラストタンクを設け、安全性に配慮しているものもある。 RO-RO船の積載能力は、12 mシャーシ〇〇台、乗用車〇〇台というように車両積載台数で表されるが、これはあくまで積載能力の一例であり、9 mシャーシや中型トラック等を混載した場合には当然積載台数は変化する。
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