常見千香夫とは? わかりやすく解説

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常見千香夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/15 03:24 UTC 版)

常見 千香夫(つねみ ちかお、1908年明治41年)10月31日 - 1988年昭和63年)1月4日)は、埼玉県浦和町(現・さいたま市)出身の歌人

経歴

旧制浦和中学校(現埼玉県立浦和高等学校)、東京薬学専門学校(現東京薬科大学)卒業。

浦和中学校在学中、加藤克巳らとともに、「菁藻」にて同校教諭であった高橋俊人に学ぶ。1927年(昭和2年)、村野次郎主宰の「香蘭」入社。1933年、「短歌至上主義」創刊に参加。

1940年、伝説的な合同歌集『新風十人』(八雲書林)[1]に参加。参加者は、常見のほかに五島美代子筏井嘉一、加藤将之、佐藤佐太郎斎藤史、館山一子、坪野哲久、福田栄一、前川佐美雄であった。

戦後1946年、加藤克巳、大野誠夫と「鶏苑」を創刊するが、1953年廃刊、以後作歌生活を断った[2]。歌集に『智と余韻』、遺作の『はな鳥』。

著書

  • 『智と余韻』(藤浪会、1938)序文:杉浦翠子、高橋俊人 裝幀:杉浦非水
  • 『はな鳥』(常見九丹、1988)

脚注

  1. ^ この一冊は、1998年に石川書房より文庫版が刊行された。
  2. ^ 加藤は「近代」(のちに「個性」と改称)、大野は「砂廊」(のちに「作風」と改称)を創刊する。



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