常勝軍とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 政治 > 軍事 > 軍隊 > 常勝軍の意味・解説 

じょうしょう‐ぐん〔ジヤウシヨウ‐〕【常勝軍】

読み方:じょうしょうぐん

【一】戦うごとに勝つ軍隊

【二】中国で、太平天国の乱鎮圧するため、1860年米国人ウォード編成した外国人中国人との混成義勇軍英国人ゴードン指揮で、乱の鎮圧大きく貢献した1864年解散


常勝軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/02 07:19 UTC 版)

常勝軍(じょうしょうぐん、拼音: cháng shèng jūn: Ever Victorious Army)は、太平天国の乱に際してアメリカ人のフレデリック・タウンゼント・ウォードによって組織された西洋式の中国人傭兵部隊による軍隊である。

略歴

1860年にアメリカ人のフレデリック・タウンゼント・ウォード上海の豪商の資金援助により、「洋槍隊」という名で組織した欧米人の将校中国人兵士から成る傭兵部隊、西洋式軍隊が 発足した。1860年6月、第一次上海防衛戦。その後、一度解散された。

1861年に再結成。このとき中国人を4〜5千人徴兵した。

1862年2月からの第二次上海防衛戦では英仏軍と協同して戦った。3月、その功績により、清朝から常勝軍の名を与えられた。5月から2ヶ月間、江戸幕府使節随行員として上海に滞在していた高杉晋作らが常勝軍の活躍に注目し、後に奇兵隊結成を構想した[要出典]9月20日、ウォードが戦死した(慈渓の戦い)。後任は、ヘンリー・バージェヴィン。11月、第三次上海防衛戦。

1863年7月、バージェヴィン、強奪事件を巡って李鴻章に解任され憤激、太平天国に投降、その後はイギリス人のチャールズ・ジョージ・ゴードンが指揮官となった。その後に淮軍と協同して崑山蘇州などを回復した。

1864年常州を回復後は解散し、軍の一部は淮軍に編入された。

関連項目


「常勝軍」の例文・使い方・用例・文例

  • 常勝軍
Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



常勝軍と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「常勝軍」の関連用語

常勝軍のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



常勝軍のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの常勝軍 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS