川口長孺

美術人名辞典

川口長孺

読み方：かわぐち ちょうじゅ

江戸後期の史家・医家。常陸の人。字は嬰卿、通称助九郎、号は緑野。若くして家業を継ぎ医者となり、剃髪して三省を称し水戸候に仕える。彰考館国史総裁・侍講を務める。文章を能くし、国学者・漢学者・詩人としても知られる。天保６年（1834）歿、63才。

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川口長孺

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川口 長孺（かわぐち ちょうじゅ、安永2年（1773年） - 天保6年6月10日（1835年7月5日））は、水戸藩の歴史家・医学者。彰考館総裁。字は嬰卿、通称は三省、助九郎。号は緑野。

家業を継いで医者となった後、寛政5年（1793年）に立原翠軒の推薦により彰考館に入り、水戸藩主徳川治保の侍講も務める。文化12年（1815年）より彰考館総裁を務める。

著書

• 『台湾鄭氏紀事』
• 『台湾割拠志』
• 『征韓偉略』

関連項目

• 江戸時代の人物一覧

参考文献

• 『美術人名辞典』（思文閣）