岩手内陸地震
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 08:59 UTC 版)
2008年6月14日の岩手宮城内陸地震により、震源とあまり距離が離れていないこの地域も震度6強の揺れに襲われた。これにより胆沢ダムは、コンクリート造の洪水吐きが大きな損傷を受けた他、堤体本体(進捗率60%)は盛立上部のコアとフィルター部分に亀裂が見つかったが、検査の結果深刻な物ではなく、直に回復できた。また、胆沢川転流トンネルの上流呑み口が二つとも土砂に埋もれ水位が急上昇したが、緊急工事により14日深夜には危機を脱した(この際作業員1名が落石によって死亡)。コア材運搬ベルトコンベアーや原石採取山・運搬路も深刻な損傷を受け工期は大幅に遅れたが、2008年12月の冬季休業までにはかなり遅れを取り戻した。
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