山田城の落城と十二御前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/03 01:59 UTC 版)
「薄葉ヶ原の戦い」の記事における「山田城の落城と十二御前」の解説
薄葉ヶ原での開戦で宇都宮勢を破った那須勢は塩谷に侵攻し、辰業の居城であった山田城は那須勢の攻撃により落城する。この際、山田城にいた山田家家老の山田新左衛門と辰業の正室菊の前は、11人の侍女と共に城を脱出した。しかし新左衛門は、逃走の途中で追手によって打ち取られてしまう。菊の前と11人の侍女たちは「花見どや」と呼ばれる山に逃れるが、さらに追手に追われると「太鼓岩」と呼ばれる崖から北下を流れる箒川に身を投げた。以後、菊の前たちが命を絶ったこの場所は十二御前と呼称されるようになった。
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