中村典正とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 中村典正の意味・解説 

中村典正

(山口ひろし から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/30 02:40 UTC 版)

中村 典正(なかむら てんしょう、1935年12月12日 - 2019年8月16日[1])は、おもに歌謡曲演歌を手がける日本の作曲家[2]。本名:中村貞夫(なかむら さだお)。

経歴

山口県の後の新南陽市[3]周南市にて誕生[4]。地元開催の「コロムビア歌謡コンクール」徳山大会で入賞し[4]、歌手を志して「かばん1つで上京」した[5]1958年には「コロムビア歌謡コンクール」全国大会で入賞して若山彰付き人となる[4]原六朗に師事した後[4]、歌手ではなく作曲の道に進んだ[2]

1963年北島三郎の『三郎太鼓』のB面曲[4]『田舎へ帰れよ』で、本名の中村貞夫として[6]作曲家デビューした[2][5]1969年には、中村千里名義で[4][7]同じく北島三郎の『仁義』をヒットさせた[4]

その後中村典正と改名して日本クラウンの歌手の作曲を手がけ、鳥羽一郎の『男の港』などのヒットを生んだ[2][4]

1982年より、別名義の山口ひろしとして他社の歌手にも楽曲提供を開始。1992年藤あや子の『こころ酒』が第25回日本有線大賞で大賞を受賞。1997年には石原詢子の『手鏡』が第30回有線大賞有線音楽賞を受賞した。

妻である松前ひろ子の楽曲を多数手がけているほか、後に娘婿となる三山ひろしを育てたことでも知られる[2]。作曲家生活50周年を迎えた2013年には、代表的作品を集めた、松前ひろ子『中村典正・山口ひろし作品を唄う 中村典正作曲家生活50周年記念アルバム』[4]、三山ひろし『三山ひろし縁歌集三山ひろし 恩師・中村典正を唄う』が発表された[8]

2019年8月16日、肺炎のため死去[1]。83歳没。

脚注

出典

  1. ^ a b “作曲家・中村典正さん死去 83歳 三山ひろしの師匠で義父、松前ひろ子の夫”. デイリースポーツ. (2019年8月20日). https://www.daily.co.jp/gossip/2019/08/20/0012624938.shtml 2019年8月20日閲覧。 {{cite news}}: CS1メンテナンス: 先頭の0を省略したymd形式の日付 (カテゴリ)
  2. ^ a b c d e interview 故郷を唄う夢をかなえて恩返し重ねた人生が実を結んだ”三山節“ - 三山ひろしさんが”生みの親“と尊敬する中村典正先生にお話を伺いました。”. 第一興商. 2016年1月8日閲覧。
  3. ^ “きらら博にイベントソング 請負人は県出身の作詞家、作曲家”. 朝日新聞・朝刊・山口: p. 29. (2000年5月13日)  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  4. ^ a b c d e f g h i 松前ひろ子 リリース情報 中村典正/山口ひろし作品を唄う”. 徳間ジャパンコミュニケーションズ. 2017年1月8日閲覧。
  5. ^ a b “中村典正氏作曲家50周年「かばん1つで」”. 日刊スポーツ. (2013年7月18日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20130718-1159423.html 2017年1月8日閲覧。 
  6. ^ 北島三郎 – 三郎太鼓 - Discogs
  7. ^ 北島三郎 – 仁義 - Discogs
  8. ^ 縁歌集 三山ひろし ~恩師・中村典正を唄う~”. クラウン徳間ミュージック. 2017年1月8日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「中村典正」の関連用語

中村典正のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



中村典正のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの中村典正 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS