山中幸盛の作戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/13 21:38 UTC 版)
尼子再興軍は、海を渡り隠岐為清の本陣を奇襲することを決めたものの、少数の船しか確保できず寡兵で戦うことになる。山中幸盛は美保関へ渡る船の上で、戦いに際して次のことを守るよう諸兵に厳命している。 お互いに小利を考えず、大功を立てることのみを心がけること(互に小利を存ぜ不、大功之立つべき事を存ず可き之事)。 不必要な戦いはしない(実にあらざる働き仕まじき事)。 自他の戦いぶりについては、ありのままに報告すること(自他働之虚実有やうに申す可き事)。 軍の進退については、鹿助の命令に従うこと(進退之義、鹿助方下知次第為る可き事)。 雑兵の首は取るな。組長の首は取ること(雑人原之首取まじく候。組頭之首は取べき事)。
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