屋根つきのドック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 21:20 UTC 版)
なお、軍用の乾ドックでは、屋根が付属していることも珍しくない。これはスパイ衛星などによる観察を防ぐためである。 第二次世界大戦中には敵の空襲をふせぐために屋根が設けられたこともある。ドイツ海軍はUボートを爆撃から守るため、強固な作りの防空壕(英:シェルター、独:ブンカー)をブレストやロリアン(いずれもフランス。当時はヴィシー政権下)に建設した。後にドイツ海軍は防空壕の中で整備や修理を行えるようにした。 今日では、潜水艦の船殻建造等、高度な溶接技術や特殊な工法を要する工程は建屋の中で行う必要があり、潜水艦建造ドック等はそのための建屋で覆われた構造のものも多い。また、弾道ミサイル潜水艦などの最高軍事機密に属する艦向けの屋根つきのドックの例もある。
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