局所銀河群の合体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:02 UTC 版)
「膨張する宇宙の未来」の記事における「局所銀河群の合体」の解説
1000億年後から1兆年後 銀河系とアンドロメダ銀河が属している局所銀河群の銀河は相互に重力によって引かれ合っている。今から1000億年後から1兆年後にはこれらの局所銀河群の関係は崩壊し、一つの巨大な銀河になると予想されている。 ダークエネルギーの存在により宇宙の拡大は加速し、1500億年後には局所銀河群以外のすべての銀河が宇宙の地平線の彼方に消える。局所銀河群のいかなる活動も他の銀河に対して影響を与えなくなる。また同様に1500億年後には他のいかなる銀河も局所銀河群に対して影響を与えなくなる。しかしながら、観測者は局所銀河群内から遠くの銀河を見つづけることはできるが、観測している出来事は宇宙の地平線に近づくに従って指数関数的に時間が拡大され、赤方偏移を起こす。宇宙の地平線より遠くの銀河の現在の状態は観測できないため、1500億年後、他の銀河に関しては過去以外の出来事が見られなくなる。それゆえに1500億年後には局部銀河団を超えた銀河間の移動や通信は不可能になる。
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