就任までのいきさつ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 10:06 UTC 版)
「アレッサンドロ・ペルティーニ」の記事における「就任までのいきさつ」の解説
1978年、ロッキード事件に絡んでジョヴァンニ・レオーネ大統領が辞任したのを受けて大統領に就任した。当初は共産党の推すジョルジョ・アメンドラ(下院議員、アヴェンティーノ派の指導者としてファシズムに抵抗したジョヴァンニ・アメンドラの子)とキリスト教民主主義のグィード・ゴネーラ元公共教育相が有力候補と目され、ペルティーニは6月29日の第1回選挙の時点ではまったくその名が上がらなかった。 しかし両者とも過半数を取るに至らず、7月1日の第4回投票でゴネーラが辞退すると大統領の選出は混迷した。ペルティーニが浮上したのは第12回~第15回投票が行われた7月6日の選挙後で、態度を決めかねていた社会党がペルティーニに出馬を要請。共産党の支持も取り付け、7月8日の第16回投票において995票中832票を得て当選。翌9日に大統領就任の宣誓を行った。6月15日のレオーネ辞任から半月に渡る政治的空白に終止符が打たれ、王政時代からの歴史を持つ社会党から初の大統領が誕生した。
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