尚宮の称号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/28 08:41 UTC 版)
通常、尚宮の称号は所属する部署名を伴っていた。(例:至密に属する尚宮は「至密尚宮」) しかし、下記のように、特別な職務を受け持った時には職務によって異なる称号が与えられた。 提調尚宮(제조상궁)-女官長 副提調尚宮(부제조상궁)-副女官長 監察尚宮(감찰상궁)-女官の言行を監督 待令尚宮(대령상궁)-至密尚宮の一つ。王の左右に常時侍る 侍女尚宮(시녀상궁)-至密尚宮の一つ。書籍の管理、文の朗読と筆写 保姆尚宮(보모상궁)-保姆内人(王子女の教育に当たる女官)を監督する。王子女の心性に大きい影響を与えると見なされ厳格に選定した 本房尚宮(본방상궁)-王妃と世子嬪が実家から連れて来た尚宮 特別尚宮(특별상궁)-別名、承恩尚宮(승은상궁)とも言い、国王と同衾したが側室とはされていない女官。「承恩」は国王と同衾したことを意味する。王子女を産んだ場合は尚宮以上の側室に昇格した。
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