小車輪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 07:53 UTC 版)
筒子の2から8までを対子にしたものを「大車輪」と呼ぶことがあるのに対し、筒子の1から7、もしくは3から9を対子にしたものを「小車輪」(しょうしゃりん)と呼ぶことがある。大車輪と同じく役満としている場合もあるし、倍満もしくは跳満としている場合もある。なお、小車輪を採用していようがいまいが門前清一色と二盃口が同時に成立し、必然的に倍満以上の役になるため、(後述するように異なった定義でない限り)小車輪を跳満として採用するのはあまり意味がないと言える。(高点法により小車輪ではない方の役が成立するため) (例) 大車輪には定義揺れが見られないのに対し、小車輪は役の定義に以下のようなばらつきが見られる。 筒子の1から7で作ったもの(例示の牌姿。かつてはこの形が大車輪とされていた) 筒子の3から9で作ったもの 7連番にはなっていないが6連番になっているもの 筒子によるメンチン七対子をすべて小車輪(もしくは大車輪)とするもの 筒子によるメンホン七対子をすべて小車輪とするもの さらに、牌姿によって「大車輪」「中車輪」「小車輪」と分けているケースもある。そもそも大車輪は1967年、『勝つ麻雀』(日本牌棋院編)という本で発表された役であり、当初は「筒子・清一・両般高で数字が連続した形」と定義されていた。これが「筒子・清一・七対子形」と役の定義を拡大するか否かで解釈の揺れが生じ、そこから小車輪・中車輪といった派生役が登場したもののようである。
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