小幡昭子とは? わかりやすく解説

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小幡昭子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/08 17:44 UTC 版)

おばた しょうこ
小幡 昭子
プロフィール
本名 小幡 昭子[1](旧姓:浜崎)
性別 女性
出生地 日本大阪府大阪市船場
出身地 日本京都府
生年月日 (1929-02-15) 1929年2月15日
没年月日 不詳年
職業 声優
配偶者 小幡章
活動
活動期間 1950年代 - 1964年
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

小幡 昭子(おばた しょうこ、1929年2月15日[2][3][注 1] - 消息不明)は、日本の女性声優。旧芸名および結婚前の本名は浜崎 昭子[6][7]。夫はCMディレクターの小幡章[6]京都府出身[6]

略歴

大阪府大阪市船場で生まれ[4]兵庫県阪神間地域で子供時代を過ごす[6]。実家は大阪市北浜株屋を営んでいた[8]

京都女子大学育児科卒業[1]後、幼稚園保母の仕事をしながら大阪でラジオに出演[8]。1953年に大阪放送劇団[1][8]に7期生として入団[1][8]。1954年、『雨月物語』がテレビ番組デビュー作となる[8]

1955年2月、上京してラジオ東京放送劇団[8]に入団[8]。上京の理由はNHK大阪放送局からラジオ東京に移籍した小幡章を慕ってのことであり、1956年2月に結婚[7]。その後はフリーランス期間を経て[9]、増井事務所に所属していた[5]

1964年9月17日を最後に家に戻らず、夫の章から家出人捜査願いが提出される[6]。レギュラー出演していたラジオドラマ『パパ行ってらっしゃい』の収録現場に現れるか連絡が入ることを想定して逆探知の準備も行われたが、連絡は一切無かったとされる[6]

失踪までに昭子は上京して憧れのマイクの前に立て、結婚して幸福な生活も経験したが、35歳になり人生の良いことは済んでしまって今後は良いことがあると思えず、人生も仕事も下り調子で子供もできず家事も嫌いで良い妻じゃなく、自分のこの思いはわからないだろうと言っていたという[6]。章によれば睡眠薬中毒を患っており、失踪の2か月ほど前の時期に薬の過剰摂取により複数回の入院の経験があると証言している[6]。失踪直前の同年9月16日夜には章が昭子から睡眠薬を取り上げると彼女は、自分が父や夫から可愛がられていたと泣いていた[6]

1975年11月13日、章の申し立てで失踪の届出の催告が官報で告示、1976年6月22日、東京家庭裁判所失踪宣告審判が確定[2][3]

出演

ラジオドラマ

テレビドラマ

吹き替え

レコード

1962年

1963年

1964年

  • 王さまの剣(ワート[15]
  • ドナルドの西部の保安官(1964年、ミッキーマウス[16]
  • コロムビア名作童話集(1964年 - 1965年、かにの母[17]、ばあさん[17]、うさぎ[18]) - 3作品[一覧 1]

テレビ番組

脚注

注釈

  1. ^ 現役時代のプロフィールでは1931年2月15日生まれとなっていた[1][4][5]。1964年12月の『婦人生活』の記事で「35歳」と発言していたとある[6]

シリーズ一覧

  1. ^ さるとかに』(1964年)[17]、『つるの恩返し』(1964年)[17]、『かちかち山』(1965年)[18]

出典

  1. ^ a b c d e 「新桜オールスタァ名鑑」『芸能画報』4月号、サン出版社、1958年。 
  2. ^ a b 『官報』第14659号20頁 昭和50年11月13日号
  3. ^ a b 『官報』第14848号27頁 昭和51年7月6日号
  4. ^ a b 「テレビ人名鑑」『キネマ旬報』臨時増刊テレビ大鑑、キネマ旬報社、1958年6月、103頁。 
  5. ^ a b 『出演者名簿』《昭和36年度版》著作権情報センター、1961年、86頁。 
  6. ^ a b c d e f g h i j k 「生きていることを教えてくれ、昭子!」『婦人生活』12月号、婦人生活社、1964年12月、176 - 179頁。 
  7. ^ a b 「アンテナの周囲」『放送』5月号、[日本放送文化協会、1955年5月、27頁。 
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m 「ラジオスタア評判記」『婦人生活』8月号、婦人生活社、1956年8月、212頁。 
  9. ^ 『キネマ旬報年鑑 昭和35年版』キネマ旬報社、1960年、416頁。 
  10. ^ 小幡昭子 - MOVIE WALKER PRESS
  11. ^ 「11月新譜邦楽レコード」『Music monthly』11月号、月刊ミュジック社、1966年11月、107頁。 
  12. ^ a b 「5月新譜邦楽レコード」『Music monthly』5月号、月刊ミュジック社、1963年5月、74頁。 
  13. ^ 「7月新譜邦楽レコード」『Music monthly』7月号、月刊ミュジック社、1963年7月、73頁。 
  14. ^ 「12月新譜邦楽レコード」『Music monthly』12月号、月刊ミュジック社、1963年12月、107頁。 
  15. ^ 「7月新譜邦楽レコード」『Music monthly』7月号、月刊ミュジック社、1964年7月、70頁。 
  16. ^ 「10月新譜邦楽レコード」『Music monthly』7月号、月刊ミュジック社、1964年10月、73頁。 
  17. ^ a b c d 「11月新譜邦楽レコード」『Music monthly』7月号、月刊ミュジック社、1964年11月、72頁。 
  18. ^ a b 「1月新譜邦楽レコード」『Music monthly』1月号、月刊ミュジック社、1965年1月、75頁。 



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