小山富見男とは? わかりやすく解説

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小山富見男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 07:29 UTC 版)

小山 富見男(こやま ふみお[1]1952年[2] - 2025年3月[3])は、鳥取県地理教育[4]歴史教育に従事し[3]鳥取敬愛高等学校校長などを務めた日本教育者[5]地域史・郷土史研究者[6]

鳥取県八頭郡智頭町に生まれる[2]

明治大学の大学院に学んだ後[7]1977年に、当時の鳥取家政高等学校の教員となった[2]。同校は、鳥取女子高等学校、鳥取敬愛高等学校と改称を重ねたが、その間、社会科教員として、長く社会部顧問を務めた[7]。後には教頭を経て、2012年に校長に就任し、2018年に校長を退任した[5]。・

新鳥取県史編さん委員(現代部会長)[1]を務め、2017年には、1998年の創設時から会員だった鳥取地域史研究会の会長となった[2]。その間、「因州藩(鳥取藩)戊辰戦争[8]、「山陰鉄道と鉄道唱歌[9]、「鳥取県の満蒙開拓[10]、「占領期の鳥取」[11]など、様々なテーマで講演をおこなった。

日本地図学会は、第7回(平成25年度)の学会賞において、地域調査を通じた地理教育の実践や、鳥取県児童生徒地域地図作品展の取り組みなどを評価し、「教育普及賞」を小山に贈った[4]

おもな著書

  • 満蒙開拓と鳥取県:大陸への遥かなる夢(鳥取県史ブックレット 7)、鳥取県鳥取県立公文書館県史編さん室 編)、2011年

脚注

  1. ^ a b 総務教育常任委員会資料 (PDF)」2017年6月28日。2025年5月14日閲覧
  2. ^ a b c d 西海直也「県史研究 先導した生涯」『読売新聞オンライン』読売新聞社、2025年6月13日。2025年6月14日閲覧
  3. ^ a b 小山富見男先生の歴史教育と歴史研究 (PDF)」鳥取地域史研究会事務局(鳥取県立博物館。2025年6月14日閲覧
  4. ^ a b 第7回(平成25年度) 教育普及賞日本地図学会、2022年10月18日。2025年6月14日閲覧
  5. ^ a b 沿革鳥取敬愛高等学校。2025年6月14日閲覧
  6. ^ 「とっとり県民の日」に学ぶ 小山富見男さん」『とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」』社会福祉法人鳥取県社会福祉協議会、2017年9月10日。2025年5月14日閲覧
  7. ^ a b 花房吾早子「鳥取に愛される日本初の女性弁護士 「虎に翼」から去った彼女の人生朝日新聞社、2024年6月18日。2025年5月14日閲覧
  8. ^ 鳥取藩は義経役だった? 小山富見男さんら」『とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」』社会福祉法人鳥取県社会福祉協議会、2018年6月1日。2025年5月14日閲覧
  9. ^ とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役まつり」&歴史大河ドラマ選考会」鳥取県政策戦略本部政策戦略局広報課、2023年9月13日。2025年5月14日閲覧
  10. ^ 不幸な歴史を繰り返すな 小山富見男さん」『とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」』社会福祉法人鳥取県社会福祉協議会、2019年11月24日。2025年5月14日閲覧
  11. ^ 解明進む占領下の鳥取県 小山富見男さんら」『とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」』社会福祉法人鳥取県社会福祉協議会、2019年3月9日。2025年5月14日閲覧



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