小山寺 (美濃加茂市)とは? わかりやすく解説

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小山寺 (美濃加茂市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/11 05:16 UTC 版)

小山寺

飛騨川にある小山寺
所在地 岐阜県美濃加茂市下米田町小山104
位置 北緯35度27分14.6秒 東経137度03分17.0秒 / 北緯35.454056度 東経137.054722度 / 35.454056; 137.054722座標: 北緯35度27分14.6秒 東経137度03分17.0秒 / 北緯35.454056度 東経137.054722度 / 35.454056; 137.054722
山号 仁慈山
宗派 臨済宗妙心寺派
本尊 馬頭観音
創建年 伝・平安時代末期
開基 伝・木曾義仲
別称 小山観音、こやま観音、子授け観音
札所等 美濃三十三観音霊場第29番
法人番号 5200005006463
小山寺
小山寺 (岐阜県)
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小山寺(しょうざんじ)は、岐阜県美濃加茂市にある臨済宗妙心寺派の寺院である。山号は仁慈山。

通称「小山観音」、「こやま観音」、「子授け観音」。毎年3月第1日曜日の初午祭は賑わう。

本尊馬頭観音。三面六臂の立像で、養蚕の守護仏とされている。また、開運のご利益があるという。

美濃三十三観音霊場第二十九札所。

立地

飛騨川の中の岩の島にある。これは、元々は陸続きの岩山にあったが、下流の木曽川に今渡ダムが完成すると周りが水没し、岩山は孤島となってしまったのである。

1938年(昭和13年)、かんのん橋が開通し、飛騨川左岸(下米田町)と結ばれる。

沿革

川の近くにある小山寺の本堂、左側に飛騨川が流れる

伝承によれば、平安時代末期、木曾義仲が母親の若名御前がこの近くで亡くなったさい、若名御前を弔う為に、所持していた(若名御前の護身仏の説もある)1寸8分の馬頭観音を祀り、観音堂を建立したのが始まりという。

室町時代1450年1500年頃、仁済禅師が、唐銭(周元通報)300枚を溶かして高さ1尺の馬頭観音を作り、小山観音の新たな本尊としたという。木曾義仲ゆかりの馬頭観音は秘仏とされる。

1657年明暦3年)、小山観音堂は仁慈山 小山寺として開創される。

所在地

岐阜県美濃加茂市下米田町小山104

交通アクセス

子授け観音の伝説

  • 室町時代1434年永享6年)頃、近くの上蜂屋村の女性、お島が、子供を授かるために百日間の願掛けを行なった。すると百日目の夜、白鬚の老人が夢に現れ、「唐銭を1枚飲み込めば子が授かる。」というお告げを受ける。そのとおり行なうと男の子を授かったという。不思議なことにその男の子は左手にその唐銭を握っていた。
  • 「この男の子は観音様の子供に違いない。」と思ったお島は、小山観音を厚く信仰したという。男の子は仏門に入り、後に仁済禅師となる。お島と仁済は、のちに周元通宝300枚を溶かして高さ1尺の馬頭観音を作り、小山観音の新たな本尊としたという。

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