子授け観音の伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 14:59 UTC 版)
「小山寺 (美濃加茂市)」の記事における「子授け観音の伝説」の解説
室町時代、1434年(永享6年)頃、近くの上蜂屋村の女性、お島が、子供を授かるために百日間の願掛けを行なった。すると百日目の夜、白鬚の老人が夢に現れ、「唐銭を1枚飲み込めば子が授かる。」というお告げを受ける。そのとおり行なうと男の子を授かったという。不思議なことにその男の子は左手にその唐銭を握っていた。 「この男の子は観音様の子供に違いない。」と思ったお島は、小山観音を厚く信仰したという。男の子は仏門に入り、後に仁済禅師となる。お島と仁済は、のちに周元通宝300枚を溶かして高さ1尺の馬頭観音を作り、小山観音の新たな本尊としたという。
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